2024年 4月 19日 (金)

韓国のWBC敗退は「精神力の弱さ」原因? 専門家が指摘も...現地メディア反論「時代錯誤」

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   韓国スポーツメディア「スポーツソウル」(WEB版)が2023年3月19日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の特集記事を組み、自国代表が1次ラウンド敗退した原因を独自分析した。

   1次ラウンドでプールBに属した韓国は、3月9日に行われたオーストラリアとの初戦を7-8で落とし、続く日本戦で4-13の大敗を喫した。第3戦のチェコ共和国戦、最終戦の中国戦で勝利するも2勝2敗の3位に終わり、準々決勝進出を逃した。韓国は3大会連続で1次ラウンド敗退となった。

  • 日本に敗れうなだれる韓国代表(写真:YONHAP NEWS/アフロ)
    日本に敗れうなだれる韓国代表(写真:YONHAP NEWS/アフロ)
  • 日本に敗れうなだれる韓国代表(写真:YONHAP NEWS/アフロ)

「精神力たるものが何なのかを...」

   WBC1次ラウンド敗退を受け、国内では野球の専門家たちが様々な角度から敗因を分析し、改善策を打ち出しているという。同メディアが注目したのは一部の専門家が指摘した代表チームの「精神力」の弱さだ。オーストラリア、日本戦の敗因を精神力の弱さにあるとする専門家の意見があったという。

   記事では、精神力の弱さでオーストラリアと日本に敗れたというのならば、その精神力たるものが何なのかを説明してほしいと主張。そして「オーストラリア戦でヤン・ウィジ(捕手、35)が放った3ランにも精神力の弱さがあったのか」と疑問を呈した。

   さらに1980年から90年代に国内リーグの球団社長が強調した「精神力」は今や時代錯誤だと厳しい論調で指摘し、韓国が1次ラウンドで敗退したのは試合に臨むにあたって個々の力が弱かっただけだと強調した。

   そして韓国では大きな国際大会で敗れた時、選手の精神力の弱さが指摘されることが多いとし、一方でWBCを発足した米国は過去にベスト4を逃した大会もあったが、これは決して精神力の弱さのためではないと解説した。米国は06年の第1回大会で2次ラウンド敗退を喫し09年はベスト4。前回17年大会は決勝戦でプエルトリコを破って優勝した。

   韓国は09年大会の準優勝以降、長らく低迷しており今大会はベスト4を目標にしていた。同メディアは、精神力はもちろん重要だがプロ選手に精神力を求めるのはナンセンスだとし、まずは球界の制度を改善するのが優先だと主張した。

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