2024年 4月 24日 (水)

「音楽のために生きた」坂本龍一さん死去、71歳 世界で哀悼の声広がる

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   映画「ラストエンペラー」で米アカデミー賞作曲賞を受賞するなど、世界的に活躍した音楽家の坂本龍一さんが、2023年3月28日、死去していたことが分かった。4月2日、公式サイトなどで発表された。71歳だった。14年に中咽頭がんが判明し、長く闘病しながら音楽活動を続けていた。

  • 坂本龍一さん(写真:REX/アフロ)
    坂本龍一さん(写真:REX/アフロ)
  • 坂本龍一さん(写真:REX/アフロ)

「テクノポップ」で大成功

   東京都出身。東京芸大卒。大学院在学中にスタジオミュージシャンとして活動を始め、1978年、細野晴臣さん、高橋幸宏さんとYMOを結成。シンセサイザーとコンピューターを駆使した「テクノポップ」で世界的に大成功を収めた。

   その後、映画音楽にも手を広げ、自身が俳優として出演した83年の「戦場のメリークリスマス」で英国アカデミー賞作曲賞を受賞。87年の映画「ラストエンペラー」では日本人初の米国アカデミー賞作曲賞を受賞した。92年にバルセロナ五輪開会式の曲もつくった。

   「戦場のメリークリスマス」ではデヴィッド・ボウイさんと共演、「ラストエンペラー」では巨匠ベルナルド・ベルトリッチ監督の要請にこたえた。30代の若さで一気に「世界のサカモト」として、日本人アーティストとしては別格の高い評価を確立した。

   近年は、社会問題に関しても積極的にかかわりを持った。特に反原発の活動には力を入れ、デモに参加したこともあった。

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