ジャニー喜多川氏は「同じような性加害を受けて育った」「一種の病気」 調査報告書が指摘したメリー氏の認識

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ジャニー氏以外にも加害者がいた

   報告書によると、1970年代に性加害を受けていたジャニーズJr.の中には「メリー氏が『ジャニー氏は病気だから』と言っていた」という話を関係者から聞いたことがある人がいたという。メリー氏は遅くとも1960年代前半には、ジャニー氏の性嗜好異常を認識していたものとみられている。

   会見の中盤で、記者にジャニー氏が受けた性被害についての詳細を問われると、飛鳥井氏は「報告書以上の情報は把握していません。ただし、非常にセンシティブでプライベートな問題ですけれど、メリー氏からの情報であろうということを裏付けるものだと考えております」と答えた。

   報告書によると、ジャニーズ事務所とその他の関係者は、実際に性加害を目撃したり、被害者から性加害について直接話を聞いたりしたと明かす人はいなかった。しかし、被害者の中には、性加害を受けたことを事務所の女性スタッフに相談したところ「デビューしたければ我慢するしかない」「我慢すればいい夢が見られる。みんな通っていく道だ」と言われた人もいる。中には、「振付師もジャニー氏の性加害を知っていたはずである」と述べる人もいた。

   報告書では、マネージャーやスタッフ等関係者の中にも性加害の事実を認識している人が相当数いたと結論づけている。マネージャーがジャニーズJr.に対して性加害をしているという報道があったが、ジャニー氏以外にも、ジャニーズ事務所社員による性加害があることも確認されている。

   会見の中盤で、ジャニー氏以外の性加害の規模、時期、被害者側の証言なのか、加害者が認めたのかを記者に問われると林氏は「基本的にはヒヤリングを通じて確定しました。ヒヤリングの内容はここで明らかに記載することはしていません。ジャニー氏による被害者についてもプライバシーの関係から特定はしていません。同様にジャニー氏以外による性加害についても調査、ヒヤリングはしましたが、そして一定の事実は確認されましたが、その具体的な内容についてはお答えしません」と答えた。

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