新スマホ発売もはや心惹かれず? マイナーチェンジ続発、購入決め手は「バッテリー劣化」

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   今や生活に欠かせないスマートフォン。X(Twitter)では最新のiPhoneが発表されるたびに大きな話題となりますが、いっぽうで最新機種に対して心が惹かれず、買い替えする意欲がわきづらいという話も見かけます。

   ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)が解説する「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド【J-CAST出張版】」、今回は「今どきのスマホ事情」について掘り下げます。

  • iPhone15シリーズ(Apple公式サイトより)
    iPhone15シリーズ(Apple公式サイトより)
  • iPhone15シリーズ(Apple公式サイトより)

平均使用年数は4.4年!「長すぎる」「そんなもの」議論百出

   内閣府が2023年7月に実施した「消費者動向調査」において、携帯電話の平均使用年数が4.4年という調査結果が発表されました。この結果に対し、あるXユーザーが「ウソだろ...みんなそんな長く使うんか。 俺なんかメイン機ですら11ヶ月で変えちゃうわ...」と投稿し、多くの反応が集まりました。

スマホって何年使う?→ ウソだろ...みんなそんな長く使うんか。俺なんかメイン機ですら11ヶ月で変えちゃうわ...。 - Togetter

   「4.4年」という使用年数について「長い」と感じたという人たちからは「4年はさすがに無理」「仕事用はだいたい1年くらいのサイクル」「2年でバッテリーの劣化が気になる」といった声が。いっぽう「短い」と感じた人たちもいるようで、「5年は使うものだと思ってた」「2015年発売のiPhone 6sがまだ現役」というように、一台のスマホを長く使っていることがわかる投稿も多数ありました。

   スマホの使用期間の長短は、使用目的や求めていることによって違いが出ているようです。

新機能は買い替えの動機になりにくい?

   新しいスマホが発売されると新機能が注目され、Xにおいてもその話題で持ちきりになりますが、必ずしも購買意欲が湧いているわけではないようです。

もはや自分が新iPhone欲しい理由が、新機能よりも『バッテリーへたれた』になってる「買い替え理由=魅力的な新製品!じゃないのが悲しい」 - Togetter

   デザイナーの深津貴之さんはiPhone 15の発売を目前に、新しいiPhoneを欲しいと思う理由が「新機能よりも『バッテリーへたれた』になってる」と投稿。

   その投稿に対しXユーザーからは「もうほとんどの人がこれな気がする」「スマホはもう機能的に成熟している感じがする」というように、新しいスマホが登場しても「魅力的な新製品だから買い替えたい」という気持ちにならない、という思いが述べられていました。このほかに寄せられた買い替え理由にも「使用中のスマホが最新版のOS(基本ソフト)に対応しなくなった」「ストレージが足らなくなった」といった実用上の要因が挙げられています。

   こうした意識が生まれている理由として、スマホが「生活インフラを支える家電としての側面がより強くなった」からであるとコメントする人も。スマホが家電として捉えられている現在、普及し始めた頃と比べて意識が変わってきていることがうかがえます。

盗まれたスマホを「呪いの電話」に変貌させ、犯人の特定に成功

    スマホは紛失したり盗難にあったりすると一大事ですが、万一の時はGPS(全地球測位システム)で場所を特定することも可能です。Xでは家族のiPhoneを盗まれた人が、機能を駆使して盗んだ人を特定し、意外なことが発覚するという出来事を投稿して注目を集めたことがありました。

盗まれたiPhoneを遠隔操作でアラームが鳴り続ける「呪いの電話」に変貌させ、位置情報などから容疑者逮捕まで至った人の話 - Togetter

   一連の投稿は海外在住のXユーザーによるもので、iPhoneが盗まれたのはその夫です。家族間で位置情報を共有する設定にしていたため、妻のiPhoneで盗まれた端末を追跡できました。すると盗まれた端末を、夫と同じ職場の人が持っていたことが判明したのです。

   さらに妻は遠隔操作でiPhoneのロックを行ったうえ、「サウンド再生」機能を利用してアラームを鳴らし続けました。このことについて妻は「呪いの電話以外の何物でもない」と投稿しています。その後、夫が務める空港警察による調査も加わり、夫のiPhoneはやはり職場の人が盗んだと明らかに。結果、犯人は解雇されたそうです。

   なお、犯人はアラームが鳴り続ける「呪いの電話」の威力に耐えられなかったのか、スマホを高速道路へ投げ捨てていたことが判明しています。

   一連の投稿を見たXユーザーからは「iPhoneが無くなった場合の対応や、他の人が使えなくなる方法を知って勉強になりました」「スマホ盗むとこんな地獄が待ってるんだな」「私もセキュリティを見直します」などの声が集まりました。すっかりスマホが生活に浸透している今どきのエピソードといえるのではないでしょうか。

   X上ではこのように、スマホについての人々の意識や扱い方にまつわるエピソードが多数投稿されています。スマホを使う人の数だけ、それぞれの使い方やスタンスがあるためバラエティ豊かな体験談が生まれやすいのかもしれません。

   以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド【J-CAST出張版】」でした。今回紹介したTogetterまとめを振り返りたい方はこちらからどうぞ。次回もお楽しみに。

【まとめ一覧】

スマホって何年使う?→ ウソだろ...みんなそんな長く使うんか。俺なんかメイン機ですら11ヶ月で変えちゃうわ...。 - Togetter

もはや自分が新iPhone欲しい理由が、新機能よりも『バッテリーへたれた』になってる「買い替え理由=魅力的な新製品!じゃないのが悲しい」 - Togetter

盗まれたiPhoneを遠隔操作でアラームが鳴り続ける「呪いの電話」に変貌させ、位置情報などから容疑者逮捕まで至った人の話 - Togetter

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