2024年 5月 9日 (木)

「熊は出るんじゃない、いるんだよ」「これが走馬灯か」 生々しい遭遇体験...死闘したXユーザーも

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   近年、北海道や秋田県をはじめ、日本各地で熊が人間の生活圏に出没し、被害が発生したという報道を頻繁に目にするようになりました。生活圏への出没が増えた原因としては、熊のエサとなる木の実などが不作のため山で採れなくなったため、食べ物を求めて人里へ降りてきているためだと考えられています。

   X(Twitter)にも熊を目撃した体験や被害にあったエピソードが多数投稿されており、熊は人間が簡単に相対できる生き物ではないことを伺い知ることができます。

   ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)が解説する「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド【J-CAST出張版】」、今回は「熊との遭遇」について掘り下げます。

  • 画像はイメージ
    画像はイメージ
  • 画像はイメージ

「熊は出るんじゃない、いるんだよ」地元の人の言葉を実感

   あるXユーザーは山が近くにある土地に引っ越した際、近所の人と熊について話をしたエピソードを投稿しました。

   そのユーザーは近所の人に「(このあたりに)熊、出ますか?」と聞くと「熊は出るんじゃない、いるんだよ」と答えたそう。この返事にその時は笑っていたものの、一年住んでみた結果、「出るんじゃない、いるんだな」と実感したのだそうです。

山の方に引っ越す時、近所の人に『熊出ますか?』と聞いたら『熊は出るんじゃない、いるんだよ』と言われた - Togetter

   この投稿には森林のそばに、一頭の熊が写った写真が添えられており、まさにユーザーが「熊はいる」と感じたことを現す一枚となっています。熊は子熊であり、姿を見つけた時は車に乗っていたこともあり、その場を無事立ち去ることができたそうです。

「これが走馬灯か」出来て間もないヒグマの足跡を発見した恐怖

   さらには、ヒグマの足跡を発見した体験談が拡散されたこともありました。北海道の湿地で昆虫採集をしていたXユーザーは、まだ出来たばかりと思われるヒグマの足跡を発見。このユーザーに被害はありませんでしたが「これが走馬灯か...」と投稿しています。

【※無事帰還済み】北海道の湿地で巨大ヒグマと隣合わせになってしまった方の実況ツイート「足跡が10分前のもの」 - Togetter

   投稿された画像を見ると、足跡の大きさは人間とほぼ同じくらい。投稿者は、足跡の水の染み出し具合から、足跡がついたのは「10分前かそこらか」と予想したそう。出来て間もない足跡があるということは、身体の大きなヒグマが投稿者のすぐ近くにいることを意味しています。ヒグマは時速40km~50kmで走る能力を持っているので、全速力で向かって来たら人間が逃げることは困難です。

   生々しいヒグマの足跡の画像を見たXユーザーからは「本当に怖い」「出会ったら生きたまま食べられますね...」「熊の足跡(の画像)が流れてきてゾッとしました。無事でよかったです」と投稿者の無事に安堵する声が集まりました。

   投稿者は熊に出会わないための対策をしっかり確認することを呼びかけており「走馬灯が~...とか言ってますが、最悪の場合、走馬灯すら見ずに終わりますので」と述べていました。

「熊鈴は必ずつけて」熊との死闘を経験した人が訴え

   目の前に熊が現れ、格闘したという体験談もあります。あるXユーザーは熊に襲われた結果、1週間入院。左手の指を骨折するなど、全治3か月の大けがを負い、ニュースでも実名で報じられたことなど、熊に襲われた体験の一部始終をXに投稿。生々しい体験談は多数のユーザーから拡散されました。

山で熊に襲われ、格闘の末に血だらけで逃走した方のレポが壮絶→熊鈴と山岳保険の重要性が本当に伝わってくる...- Togetter

   熊は「遭遇した」と気づいた4秒後には襲いかかってきたといいます。その時の様子について「熊は蹴ると岩のようだった」「熊よけのスプレーを持っていたが、至近距離で出会うと熊よけスプレーを取り出す暇さえない、ということを考えていなかった」のだそう。しかし、熊に人間が歩いていることを知らせるための「熊鈴」はつけていなかったと反省を交えつつ述べており「熊鈴をつけて歩くべき」であること、保険から入院費を賄うことができたことから「山岳保険に必ず加入すること」が大切だと伝えています。

熊から完全に逃げるには「東京都以南に住むしかない」

   さらに、熊は思っているより近くにいると実感できる話もあります。あるXユーザーは熊の研究者である米田一彦さんが述べていた言葉を引用しつつ、熊から逃げるには「東京都以南の大都市に住むしかない」と投稿しています。

クマは札幌のような百万都市クラスでも出没するので完全に逃げるには東京都以南の大都市に住むしかないという話 - Togetter

   この投稿について納得する声が多く、「さすが国土の4分の3が山というだけのことはあるな...」「熊の心配をしないでもいいのは九州くらい」との感想が集まっています。

   熊は九州をのぞく、日本全土のほとんどで生息している生き物です。そのことを考えると「熊は出るんじゃなく、いる」という認識でいる必要があるのではと思えてきます。

   これらの体験談などから、熊は遠くに姿を見つけた、あるいは足跡があったというだけでも人間の身に危険が迫っているのと同じであることがわかります。もし熊と遭遇するようなことがあっても、適切な対応ができれば難を逃れる可能性はあるので、これらの体験談を教訓として心得ておくとよいかもしれません。

   以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド【J-CAST出張版】」でした。今回紹介したTogetterまとめを振り返りたい方はこちらからどうぞ。次回もお楽しみに。

   (2023年11月7日10時30分追記)本文の一部を修正しました(J-CASTニュース編集部)。

【まとめ一覧】

山の方に引っ越す時、近所の人に『熊出ますか?』と聞いたら『熊は出るんじゃない、いるんだよ』と言われた - Togetter

【※無事帰還済み】北海道の湿地で巨大ヒグマと隣合わせになってしまった方の実況ツイート「足跡が10分前のもの」 - Togetter

山で熊に襲われ、格闘の末に血だらけで逃走した方のレポが壮絶→熊鈴と山岳保険の重要性が本当に伝わってくる...- Togetter

クマは札幌のような百万都市クラスでも出没するので完全に逃げるには東京都以南の大都市に住むしかないという話 - Togetter

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中