大谷翔平の補強だけでは「WS制覇」難しい  韓国メディアが指摘したドジャースの課題

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   韓国スポーツメディア「スポーツソウル」(WEB版)が2023年12月13日、フリーエージェント(FA)でロサンゼルス・エンゼルスからロサンゼルス・ドジャースに移籍した大谷翔平投手(29)の特集記事を組み、独自の視点からドジャースの戦力を分析した。複数の米メディアによると、大谷はドジャースとプロスポーツ史上最高となる10年総額7億ドル(約1015億円)の契約を結んだ。

   大谷は今季も二刀流としてスタートを切り、打者として135試合に出場し打率.304、44本塁打、95打点。アジア出身初の本塁打王のタイトルを獲得し、ア・リーグMVPに選出された。投手としては23試合に登板して10勝5敗、防御率3.14を記録したが、8月に右肘の靱帯を損傷して手術を受けたため来季は打者に専念する見通しだ。

  • 大谷翔平選手(編集部撮影)
    大谷翔平選手(編集部撮影)
  • 大谷翔平選手(編集部撮影)

「攻撃力だけでドジャースがWS制覇できるだろうか?」

   ドジャースは今季ナ・リーグ西地区で勝率6割を超える強さを見せ地区優勝するも、アリゾナ・ダイヤモンドバックスとのリーグプレーオフ・ディビジョンシリーズに敗れワールドシリーズ(WS)進出を逃した。来季からア・リーグMVPの大谷が加入することでWS進出、制覇に向けて大きな期待がかかる。

   スポーツソウルは「ドジャースは大谷を迎えただけでは2024年ワールドシリーズ制覇は難しい」とのタイトルで記事を展開した。

   記事では「来シーズンドジャースと対戦する投手は大谷、ムーキー・ベッツ外野手(30)、フレディ・フリーマン内野手(34)ら大リーグ歴代最強打線と向き合わなければならない」とし、「しかし攻撃力だけでドジャースがワールドシリーズを制覇できるだろうか?」と疑問を投げかけた。

「投手力のない最強の攻撃力は砂上の楼閣だ」

   同メディアが出した答えは「ノー」だった。「野球はマウンドが第1だ。投手力のない最強の攻撃力は砂上の楼閣だ。大谷は2024シーズン、肘の手術のリハビリでマウンドに立つことができない。マウンドの補強がなければワールドシリーズ制覇は難しい」との見解を示し、近年のドジャースの成績を振り返りながら浮き彫りとなった投手力に言及した。

   ドジャースは3年連続で100勝以上をマークし11年連続でポストシーズンに進出するも、2年連続でディビジョンシリーズ敗退したのは投手力の弱さが要因であるとし、今季84勝のダイヤモンドバックスがワールドシリーズに進出したのは高い投手力があったからだと指摘。来季ワールドシリーズに進出するには、無条件に先発投手を確保しなければならないとした。

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