2024年 5月 19日 (日)

「農業」の倒産が過去最多に 「改革の先頭に立つ」スタートアップ企業を見殺しにしていいのか?

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   「農業」の倒産が相次ぎ、過去最多に――。東京商工リサーチが2024年3月25日に発表した「2023年度『農業の倒産動向』調査」で明らかになった。

   んん? 農業って倒産するの? と疑問に思ったアナタ。近年は、農業の改革のために、会社組織や法人組織の「農業」が増えているのだ。

   しかし、そうしたチャレンジ意欲に満ちた「農業」で倒産が増えている。大丈夫かニッポン農業? 調査担当者に聞いた。

  • 野菜を持つ男女(写真はイメージ)
    野菜を持つ男女(写真はイメージ)
  • 「農業」の倒産が過去最多に
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    「農業」の倒産が過去最多に
  • 「農業」の倒産が過去最多に
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  • 「農業」の倒産が過去最多に
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コロナ関連支援の縮小で「息切れ倒産」「あきらめ倒産」

   個人事業の農家になぜ倒産が? と違和感を持つ向きもあるだろうが、東京商工リサーチの調査は、株式会社や有限会社などの会社方式の法人や、農業経営の個人が集まる組合方式の法人を含む「農業法人」が対象だ。

   近年は、後継者不足によって廃業した農家の遊休地解消のために、企業経営のスキルとマインドを持つ「農業法人」が増えており、積極的に誘致を進めている自治体も多い。しかし、失敗して破綻に追い込まれるケースが少なくない。

   東京商工リサーチの調査によると、2023年度の「農業法人」の倒産は累計が82件に達した。過去最多だった前年度の76件を上回り、過去最多を記録した【図表】。

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(図表)「農業」の倒産、年度推移(東京商工リサーチ調べ)

   前年度、つまり2022年度は深刻な燃料高・飼料高でコストアップが収益を直撃し、さらに畜産業で豚コレラなどの伝染病によって大手畜産業者の破たんが目立った。

   そして2023年度は、大型倒産こそ減少したが、燃料や飼料の高止まりに加え、コロナ関連支援の縮小による息切れやあきらめ倒産が増加した。

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