人気ロックバンド「打首獄門同好会」が2024年5月9日、Xでチケットやグッズの高額転売について「売る側はもちろんですが『買う側』も同様に敵視します」と言及した。ファンからは称賛の声が寄せられている。「アーティストや運営側にとってはひとつも余分な利益にはなりません」打首獄門同好会の公式Xはチケットやグッズの高額転売について「売る側はもちろんですが『買う側』も同様に敵視します。そこに『愛ゆえの行動だから』と甘えた言い訳は一切許容しません。『買うのも同罪』とハッキリ申し上げます」と見解を示した。その理由を次のように説明した。「買う人間が現れれば、転売する人間が得をします。得をすると学べば、ますますその市場に入り込んできます。まず真っ当に購入したい人にとっての障害がますます増えます。一方、チケット転売がエスカレートすればチケット会社も対策を余儀なくされ、システム構築や対応する人員・労力のため費用を割くことになります。チケット会社の必要経費が増えれば、チケットの手数料値上げに結びつきます」「また念のため申し上げておくと、高額転売品の購入にいくらかかったとしても、アーティストや運営側にとってはひとつも余分な利益にはなりません。いくらで転売されようが、それはグッズ1アイテムなりチケット1枚の正規の利益と変わりません。その上で転売対策をしようと労力を割けば、利益どころか不利益でしかありません」過去にも何度か転売について言及している「誰もが不利益を被ります」とし、「いわゆる転売ヤーから購入をすることは完全に『迷惑』でしかありません。繰り返しますが、売る側はもちろん、それをわざわざ買う側も『敵』と見なします。このスタンスは前回の発言から数年を経ても変わることはありません」と繰り返し強調した。打首獄門同好会は、過去にも何度か転売について苦言を呈している。19年2月23日には「ライブにどうしても行きたい、って思ってくれる気持ちは大変ありがたいんだけどチケットを不当な高額で転売する奴からは買っちゃダメだぜー。悪いけどこういう目でみるぜー。悪い言い方だけど、カモがいると思われたらますます調子に乗られる。この連中には通じない、そう思わせて追い出すのだよ」と投稿。さらに20年7月29日には「『転売ヤー』との闘いは、音楽業界でも色々ありますね」とし、「転売ヤーから買った時点で、その人も片棒を担いだ事になります。そうなれば、すいませんがその人はもう我々の『敵』です」と主張している。
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