冬眠の時期は出没情報減、それでも1月に190件
クマは11月下旬から12月に冬眠に入り、3~5月まで続く。そのため、冬期はクマの目撃情報は減る。しかし近年は、真冬でも一定数の出没が確認されている。
環境省の資料をみると、24年1~3月のクマ出没情報は、全国でそれぞれ190件、127件、152件となっている。前年同月比で、それぞれ大幅に上回っている。一方で、20~23年も各月で2ケタには達しており、冬眠の時期でも活動しているクマがいることは間違いない。
23年度の人身被害件数で、12月は3件と、11月の28件から大きく減っていた。しかし、冬眠直前のクマが食料を求めて人里にやってくる可能性はある。寒い時期ではあるが、要警戒と言えよう。