ジムニーノマド、フェアレディZ...生産追い付かない人気車続々  納車まで数か月かかるケースも

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収益性が高い高性能スポーツカー

   フェアレディZもシビックtypeRも発売から今年で3年目を迎え、本来なら人気も落ち着き、生産も安定するはずだが、そうなっていない。いずれもメーカーとしてはイメージリーダーとなる高性能なスポーツカーで、1台当たりの収益性も高いため、大量生産するつもりはないのだろう。

   一方、スズキが2025年1月30日に発表したジムニーノマドは2月3日まで、わずか5日で約5万台の受注があり、スズキは2月3日、「受注を一時停止する」と発表した。

   ジムニーノマドの月間販売目標は1200台で、4月3日に発売する。こちらは従来の3ドアに飽き足らないジムニーファンが5ドアのノマドの登場を待ち構えており、一時的に注文が殺到したのだろう。

   月間販売目標の1200台はジムニーノマドとして妥当か少し高めの数字だ。スズキはインドで生産するジムニーノマドの日本向けの生産を月産2500台程度と倍増させるようだが、受注再開の見通しは立っていない。ジムニーノマドは265万1000円から。フェアレディZやシビックtypeRほどの高性能車ではないが、受注した約5万台のジムニーノマドがユーザーの元に届くには、長くて3年ほどかかる計算になる。

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