食事を用意しても口にしようとしない幼児期特有の「ご飯イヤイヤ」と遊び心たっぷりに向き合う母の工夫が、「その手があったか!」などとXで話題になっている。投稿者に詳しい話を聞いた。「1番でお待ちの朝ごはん定食ご注文のお客様~」2児の母でエッセイ漫画家としても知られる夏目葉太さん(@infragirl644)がXで2025年3月25日、「3歳のご飯イヤイヤ、メモクリップとニトリのお盆使って『1番でお待ちの朝ごはん定食ご注文のお客様~』ってやったら今の所ノリノリでご飯食べてくれてる...」と、ごっこ遊びを取り入れた方法を明かした。公開された写真をみると、番号札とトレーが机に置かれ、まるで食堂にいるかのような非日常感を醸し出している。たまたま家にあった物を活用したといい、「百均のトレーやメモクリップでも行けると思います 他の席にぬいぐるみ座らせてもっと食堂っぽくするか...w」とも。元々は子育て中のXユーザーが家で「パン屋さんごっこ」を行ったとする投稿に着想を得たという。その後も夏目さんは実際にぬいぐるみを「相席」させてみたり、番号札をカラー印刷の紙に「グレードアップ」したり、レストランをイメージしたデザインのポイントカードを作ったりと工夫を凝らしていた。冒頭の投稿は12万件超の「いいね」を集め、「その手があったか!天才すぎる!!」「ウチでもやってみます!!!」「こういう遊び心溢れる工夫をしてお子さんにご飯食べてもらおうと考えるなんて素敵なお母さんなんでしょ」「お子様も楽しいだろうな」などと絶賛されている。「遊びの延長みたいにしたらお互いストレスなく...」投稿者の夏目さんは27日、これまで試した「ご飯イヤイヤ」対策について、J-CASTニュースの取材に、「遊びから気持ちを切り替えられずに、ご飯の席につかないのが悩みだったので、『好きなものを先に出して席につかせる』ということはしてました」と答えた。「幸いうちの子は量は食べるので、好物のヨーグルトを最初に出してその後、おかずやごはん、汁物を出しています。好物以外を食べきれなくても、とりあえず低血糖になることはないからいいか、と気にしないようにはしています。完食したらめちゃくちゃ褒めるようにはしてます」とも説明している。なぜ今回のような対策に至ったのか、育児のコツや考えも尋ねた。夏目さんは「大人から見ると子供はご飯やお風呂の合間に遊んでいるように見えますが、子供からすると遊びたいのに大人がご飯やお風呂を強制してくるように感じる」のではないかとしたうえ、「なので、ご飯やお風呂を遊びの延長みたいにしたらお互いストレスなくできて楽しいかなと思いました」とみている。Xの反響は「皆さんイヤイヤ期のご飯には手を焼いているようで、『やってみたい』という反応が1番多かったです」と振り返り、下記のようにも受け止めていた。「一方で『こんな時期うちにもあったなあ』というイヤイヤ期を卒業した親御さんからの反応もあり、いつかは終わるのだから、なるべくハッピーに乗り切れればいいかなと思いました」
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