「破損なら弁済を」同意書を要請→半数が入館せず 新潟のレトロ博物館、それでも意義強調「効果あった」

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「展示品の大きな破損は、ゼロに近いですね」

「同意書を書かせるような博物館がほとんどありませんので、『なんでこんなのを書かんといけないのですか?』と言われることがあります。同意書の存在を知らない方も、何組かおられますね。同意書を求めたところ、昨日までの週末は、家族連れで半分の方が帰られました。4、5歳ぐらいですと、加減が分からず、親も人によってはリスクを分かっているので、止めておこうとなるのだと思います」

   その結果や展示替えもあって、以前は、1日400人以上が入館していたが、リニューアル後は、半分以下になってしまったという。

   ただ、中野館長は、それでもメリットがあると強調する。

「展示品の大きな破損は、ゼロに近いですね。入館者は、子どもにしっかり教えているので、効果があったと思います。以前は、派出所へ相談に行って、度が過ぎたケースは、警察に被害届を出したことが1、2回あります。しかし、リニューアル後は、被害届を出すようなことはまったくなく、防犯カメラの映像チェックもしていません」

   「子どもを締め出している」などと意見が来るが、そんな考えはないという。

「すぐに切り替えるのは難しいですが、順を追って、子どもも楽しく遊べるようにどうするか考えています。インベーダーゲームなどテレビゲーム系も規制解除しており、効果を見極めなければいけないと思っています」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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