「求められているものは長打というよりも勝負強さ」
この流れの中、アシスタントから「本塁打が復調の兆しになるのか?」と質問されると、高木氏は、こう答えた。
「浅野みたいなタイプは、ホームランはたまに打てばいいだけの話で、満塁ホームランよりヒット3本の方がいい。4打数1安打だとなかなか乗り切れない。それがホームランであっても。コンスタントに(ヒットを)2本、3本。マルチ(ヒット)を必ず続けるとか。そうしていかないと、なかなか(1軍から)お呼びがかからない」
高松商業高校出身の浅野は、22年ドラフト会議で巨人から1位指名されて入団。身長171センチ、体重86キロと小柄ながら高校通算68本塁打を記録した。
ルーキーイヤーの23年は24試合に出場して1本塁打、2打点。24年は40試合に出場して3本塁打18打点を記録した。
巨人首脳陣は浅野にどのようなことを期待しているのか。高木氏は「あの体のサイズからすれば、ホームランとなってくると辛くなる。まさか望んでいないと思うが。高校野球でホームランを打ってきて、チームを勝たせてきた自負がある。そこにプライドが成り立っている」と私見を述べ、こう続けた。
「(浅野に求められているものは)長打というよりも勝負強さだと思う。彼は、本来勝負強い。それをホームランという結果で答えを出すのか、それとも2塁打なのか。決勝タイムリーで答えを出していくのか。体への負担が全然違ってくる。精神的な負担もそう。彼を小さく育てるのではなくて、いやらしいバッターになってほしい」
高い身体能力とパンチ力を持ち合わせる浅野。プロ3年目の今シーズン、どのようなパフォーマンスを披露するのか。注目が集まる。
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) August 14, 2024
次世代のスターが歓喜の渦へ
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最高の場面で回ってきた #浅野翔吾
なんと今季初ヒットが先制満塁ホームラン????
⚾プロ野球(2024/8/14)
????巨人×阪神
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