寮からは東大、京大合格者も輩出
代ゼミ広報企画部は28日にJ-CASTニュースの取材に答え、寮は08年4月に代ゼミタワー校と同時に始まったと説明した。「受験生が安心して学びに集中できる環境を整えることを第一に考えており、学生寮についてもその一環として整備しております」とのこと。
寮の定員は80人。24年度を含む近年では、東京大学や京都大学をはじめとする旧帝国大学、難関国公私立大学、そして多数の医学部への合格者を寮から輩出しているとした。
寮開設の背景には、校訓の「ここに集まった若者たちには大きな夢がある。この夢を育て、これを現実へと結びつける。これが代々木ゼミナールのレーゾン・デートル(存在理由)である」という理念が。これに基づき、「受験生にとって最適な学習環境を提供したい」という強い願いから「学習と生活が一体となった理想的な教育環境を構築すること」を目的にしたとしている。下記のようにも、住環境をめぐる考えを説明している。
「具体的には、近隣に存在した学生寮を統合することで、より充実した環境を整備しました。特に、地方から単身上京してくる学生や、海外の高校を卒業後に帰国受験する学生にとって、東京での一人暮らしは大きな負担となる可能性があります。
そのため、弊校の学生寮は、東京における家族のような存在として、共同生活を通して生活面での細やかな指導とサポートを提供し、生活面の不安を軽減することで、学業に専念できる環境を提供することをめざしています。個室設備、食事の提供などの住環境の充実も、まさにそのような思いからとなります」