「厳重に抗議したが、スポンサーを止める予定はない」
しかし、ディアス選手が謝罪した後も、日本人を揶揄しているのではないかとの見方が多く、「悪い意味と知らなかったとか通るわけない」「明らかなヘイト」「これはだめでしょ」といった批判が日本から相次ぎ、その真意についての疑問がくすぶっている。
また、所属するチームリキッドのスポンサーリストに本田技研工業が入っていることから、「HONDAはスポンサーをやめるべき」「日本はもっと声をあげないといけない」といった意見も相次いでいる。
今回の投稿について、本田技研工業の広報部は5月16日、J-CASTニュースの取材に対し、同社に問い合わせが相次ぐなどして状況を認識していると答えた。同社の米国現地法人「アメリカンホンダモーター」が、チームリキッドとパートナーシップを結ぶスポンサー契約をしているとして、次のように説明した。
「不適切なSNS投稿だと認識しており、『人間尊重フィロソフィー』を掲げている本田として、速やかにチーム及び選手に対して厳重に抗議をいたしました。その結果、チーム側が投稿を削除し、謝罪文を公開したうえ、再発防止策を取ると聞いています」
ただ、スポンサー契約を解除する予定はないとした。その理由として、チームなどに厳重抗議した結果、謝罪文を受け取っているためだと説明している。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)