プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(66)が2025年5月21日にユーチューブを更新し、ソフトバンクからトレードで巨人に移籍したリチャード内野手(25)の今後について自身の見解を示した。
「リチャードにそこまで期待してもかわいそう」
巨人とソフトバンクの両球団は12日、巨人・秋広優人内野手(22)、大江竜聖投手(26)と、ソフトバンクのリチャード内野手(25)の2対1のトレードが成立したことを発表した。
左ひじを負傷して戦線離脱している主砲・岡本和真内野手(28)の代わりとして期待されるリチャードは、移籍翌日の13日の広島戦に「7番・サード」で先発出場し、移籍後初アーチを放ち、さっそく結果を残した。
18日に本拠地・東京ドームで行われた中日戦では、1点ビハインドの5回に代打で登場。2死1、3塁のチャンスで、豪快な3ランを放ち逆転に成功した。
移籍後の成績は、21日時点で7試合に出場して2本塁打、4打点を記録するも、打率.150と低迷している。
このような状況の中、高木氏はリチャードの打撃を、次のように評価した。
「リチャードに関しては、最初はスタート(先発)で使う。その中で『いいスタートが切れた』『ホームランが出たね』みたいな。だけど、安定性に欠けるのでベンチかなと思っていたら、代打に出てきてホームランを打った。だから上出来。俺は上出来だと思う。パ・リーグでの打率とか成績を調べると、そこまで期待してもかわいそう。その中で、よくやっているという感覚」