「中選挙区連記制がいい」
具体的にはどうするのか。「私は中選挙区連記制がいいと思っていますが、議員連盟の中では比例代表制とか完全小選挙区とか、いろんな意見があっていい」とこれからの議論の展開に期待する。
94年以前の中選挙区制は、3~5人の定数のなかで一人の名前を書く「単記制」だったが、「連記制」は複数の候補名を書く。「有権者は自分が選んだ政権という実感が得られやすい」。一方で、政治資金改革はどうするのか。古川氏は「裏金問題」については「政治に対する国民の信頼が決定的に失われた。民主主義の背骨が折れた」と重く受け止めている。ただ、「企業献金はダメで、個人献金はいいというのも乱暴な話で、透明性を徹底することが大事だ」との見解だ。自公両党は政治資金規正法の改正法案の今国会提出を見送る方向だ。