日本の「デジタル赤字」7兆円に迫る Amazon、YouTube、TikTok...外国企業のサービスに多額の支払い

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消費者のデジタル化を加速したプラス面

   プラス面はどうだろう。「デジタル赤字」の背景には、日本の消費者や企業がデジタル化を加速してきた側面がある。暮らしの利便や企業の生産性向上につながり、インターネットのサイトを通じて海外市場にたやすくアクセスできるようになった。また、一定の安全性やセキュリティが担保され、比較的低コストで利用できる。「これらはいずれもデジタル赤字のプラス面である」と同レポートは評価する。

   一方、みずほ銀行の「みずほマーケット・トピック」(2025年1月)は少し立場が異なる。

「『経済活動に不可欠だが、相手に価格決定権があると』いう意味でデジタル赤字は原油輸入に近い『コスト』という側面を認識すべきである。原油価格が上昇して貿易赤字が膨らんだことを受けて『貿易赤字は悪ではない。高付加価値な財・サービスを...』とは言わないだろう」
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