兵庫・斎藤知事は返信欄を「再開放」した
Xの返信欄を制限している政治家は小泉氏以外にもいる。東京都の小池百合子知事、立憲民主党の辻元清美参院議員や、公明党の公式アカウントも同様だ。また、兵庫県の斎藤元彦知事もパワハラ疑惑で批判が相次ぎ、まだ"応援団"も少なかった昨年夏に一時、返信欄を閉じていた。
自民党の河野太郎元デジタル相は、返信欄は制限していないものの、一般ユーザーをブロックすることを自ら認めている。このためSNS上では「ブロック太郎」と揶揄されている。
とはいえ、小泉氏は将来の首相候補とも目される人物だ。これまで歴代の首相もSNS発信は一方通行だったものの、返信欄は閉じていなかった。耳障りの良いパフォーマンスではなく、本当に国民の声に耳を傾ける気はあるのか。SNSで一般ユーザーの声を遮断する小泉氏の姿勢に対しては、日に日に疑問の声が高まっている。