元テレビキャスターの辛坊治郎氏が2025年6月2日、政府備蓄米を放出した小泉進次郎農水相について、「もう一歩、貧困層に限定して、しっかり届ける方策を練れば完璧だった」などとXで見解を示した。
「貧困層に限定して、しっかり届ける方策を練れば完璧」
備蓄米を巡っては、22年産の米(古古米)20万トンと21年産の米(古古古米)10万トンを随意契約で放出。大手スーパーなどで販売されている様子がSNS上でも話題になっている。
辛坊氏は2日、「今朝、名古屋の知人が『進次郎米』をゲットしようとして、あっさり敗退したらしい」とXに投稿。続けて、次のように今後の見通しを示した。
「今回の放出は全部で30万トンで残る備蓄米は同量の30万トン。全部合わせても国民1人当たり5キロくらいにしかならない。取り合いになったら瞬時になくなる。特に今は心理的に個人で過剰な備蓄をしようとするからね」
続く投稿で、辛坊氏は「だから今回の放出米は、本当に困ってる人に届けるべきです」と指摘した。いわく「『カネモ(大阪の子供は富裕層をこう呼びます)』は、買いに行ってはいけません」。
備蓄米を放出した小泉氏について、辛坊氏は「備蓄米を安価に放出した進次郎は高く評価するけど、もう一歩、貧困層に限定して、しっかり届ける方策を練れば完璧だった」と分析した上で、「野党はここを攻めるべき」と主張している。