小泉進次郎農水相が2025年6月2日に行われた参院予算委員会で、コメの価格高騰対策として放出した令和3年産の備蓄米のコメの呼称について、「古古古米」ではない名称を求めたいと語った。
SNSでは、小泉氏の発言をきっかけとした「大喜利」投稿が相次いでいる。
「今回実際に味わった方々などがいろんな発信をするというのも...」
2日の参院予算委では、備蓄米の放出に関する答弁の際、公明党の三浦信祐議員が「(備蓄米は)極めて品質管理がなされている米であります。単に年月を重ねた米ではありません。小泉大臣、『古古米』、『古古古米』......この呼び方、変えてはどうでしょうか」と問いかけた。
小泉氏は「これは、『令和3年産米』とか、『令和4年産米』。こういった形の方が、実際適切かもしれません」と共感。
備蓄米の保管環境について「日本のこの品質管理、倉庫の状態は世界トップクラスと言ってもいいと思います」と指摘し、コメの味についても触れた。
「昨日から発売が始まった2000円の備蓄米を食べられた方々が、すでにテレビ番組などで発信をしてくださっていますが......『あまり違いが分からない』という方が非常に多いということも事実です」
その上で、備蓄米の流通に伴い、自然発生的に新たな呼称が広まるのではないかと期待を語った。
「ネーミングはこちらで決めるというよりも、やはりこの世の中で、今回実際に味わった方々などがいろんな発信をするというのも、今の現代のSNS社会なども含めて、出てくると思います」
「政府としては適切に考え」と、ある程度の方針は示したいとしつつ、「民間の皆さんの中でも、国民の皆さんにも(アイデアを出してもらい)いい形を結果として根付いていく、浸透していく。そういったことを期待しています」とした。