「価格高騰のインパクトを解消したい」ファミマが銘柄米値下げへ 備蓄米も販売、その戦略とは

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「価格高騰にお客様は悩んでおり、お得な商品を」

   この点について、ファミマの広報部は、「価格を調整していくということで、赤字ということではありません」と取材に説明した。注目を集めれば他の商品も売れるから、といった理由でもないという。

   値下げする予定なのは、プライベートブランド「ファミマル」から発売している2品だ。「国産コシヒカリ」と「国産コシヒカリ無洗米」で、それぞれ1.5キロ1800円、1920円(ともに税込)で現在は販売している。全国での販売を考えており、値下げ額がいくらになるかについては、調整中だとした。

   なぜこの時期に銘柄米を値下げするのかについては、次のように明かした。

「コメ価格高騰のインパクトを解消することが狙いです。価格高騰にお客様は悩んでおり、お得な商品を出せればと考えました」

   6月中旬から3週間ほどと、値下げを期間限定にしたい理由については、こう述べた。

「3週間後には、今年の新米が出てきます。弊社では、新米を扱うわけではありませんが、コメ価格が安くなる流れにつながればと考えています」

   値下げキャンペーンの詳細については、決まり次第、ファミマの公式サイトなどでお知らせを出すとしている。

   なお、5日は、ローソンでも、東京都と大阪府の一部店舗で、小容量パック1キロ389円(税込)などとして備蓄米を発売した。セブン-イレブンでは、17日から東京都や大阪府などの一部店舗で備蓄米の無洗米2キロを775円(同)で発売し、全国に順次拡大する予定。

   (J-CASTニュース編集部 野口博之)

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