長嶋嫌いの理由には「ひがみもある」
また、幼少期に長嶋さんの現役時代をリアルタイムで目撃していた和田さんだが、東京に引っ越してきた小学生の頃、大阪出身であることから「YとGと書いてある汚らしい帽子を被ったお兄ちゃんたちに散々いじめられた」という。このことが原因で「東京の人間っていやらしいな。そのいやらしさの象徴がYとGのマークを被った帽子のやつらだな」という東京・巨人への悪感情を抱えることになり、「ちっとも長嶋さんのことを子ども時代に好きになれなかったわけですよ」と振り返った。
そして、「いずれにしてもちょっと長嶋褒め過ぎ。色んな記録を見ても。そこまですごいか? そして、監督になってからやってきたあのいやらしいことを考えた時に、亡くなった人のことを悪く言うのはいけないんだろうし、亡くなったからなおのこと人の心に焼き付いているのかもしれないけど」「和田秀樹はひねくれ者ですから、長嶋さんに関してはちっともいい思いが持てない」と率直に語る和田さん。「ひがみもありますよ、私、人気ないですからね」と述べ、「やっぱりひがみも含めて好きになれない。残念ながら『亡くなったからみんなで褒めよう』というふうにはちょっとなれない。ということだけはご理解いただければと思います」とまとめていた。