お笑いコンビ「ネイチャーバーガー」が2025年6月10日、コンビの解散を報告した。
SNSでは、解散の経緯についてお笑いファンからの困惑の声があがっている。
「自粛期間を通して、この決断に至り、相方にはその旨を伝え飲んでもらった」
ネイチャーバーガーは、15年4月結成のお笑いコンビだ。穏やかなボケと激しいツッコミのコントラストが特徴の「喧嘩漫才」で人気を博し、24年のM-1グランプリでは準々決勝に進出している。
ツッコミの笹本はやてさんは4月3日、海外のオンラインカジノで賭博をしたとして、単純賭博容疑で書類送検され、略式起訴となっていた。
笹本さんの活動自粛期間が明けた6月10日、笹本さんとボケの三浦リョースケさんがそれぞれのXで解散を報告した。2人とも、芸人は続けるという。
笹本さんはオンラインカジノに関する問題を謝罪した上で、「私の活動復帰とともに、ネイチャーバーガーを解散することになりました」と報告。
「私自身が自粛期間を通して、この決断に至り、相方にはその旨を伝え飲んでもらった形になりました」といい、「23歳で芸人を始めて10年間1度も解散せずにやってきたコンビで、様々な経験をさせてもらい、普段出会えないような人にも会え、沢山の方に応援していただいた」などと振り返った。
相方の三浦さんに対しては、「私が自粛の期間中ピンでずっと頑張って舞台に立ち続けてくれていた三浦には感謝でいっぱいです」ともしている。
「解散については、まだ完全に納得できていません」
一方の三浦さんは3ページにわたる文書を公開し「解散します! すいません!」と報告。
「2月26日、相方・笹本が自粛に入るタイミングで、同時にコンビの解散を告げられました」といい、話し合いを重ねたものの解散となった。
「M-1もKOCも、そしてラストイヤーのABCも楽しみにしていたので、大変悔しい思いで胸がいっぱいです」と挑戦したいお笑いコンテストが多くあったとし、無念を明かした。
「笹本が自粛中だったため、みなさんにすぐにお伝えすることができませんでした」とファンに謝罪し、「『史上最悪の解散』とも言われてます。ほんとすいません!」とした。
「解散については、まだ完全に納得できていません。でも、コンビのことなので、自分にも至らない部分があったと思っています」と複雑な胸中も吐露している。
「最後に、2月26日に自粛&解散の一撃必殺を2回くらった直後のひんし状態の男の顔を置いておきます。タイトルは『リストラ』です!」として、若手漫才師の漫才ライブ「スペシャルネタチーノ vol.梅」の舞台上での写真を公開。笑顔の共演者らとは裏腹に、呆然とした表情を見せる自身の姿を自虐まじりにイジった。
三浦さんは、自身のnoteでも「特級呪物」と題した文書を公開し、解散に際しての思いなどを明かしている。
「待ってくれた相方にもファンにも失礼だよ」
突然の解散報告に、お笑いファンからは驚きと困惑の声が上がった。
トラブルを起こした笹本さんが解散を切り出している上、三浦さんに納得していない様子があることから、笹本さんの投稿には「んー、たぶん応援されにくい解散だよ...。待ってくれた相方にもファンにも失礼だよ」「三浦さんは自粛決まったと同時に聞かされたって書いてたけど自粛期間に決断したみたいなの変な嘘というかそういうのであればやめたらいいのに」などとする声が相次いだ。
対する三浦さんの報告には、「まさかでした。しんどい数ヶ月を過ごされましたね、でもここより下がることないと思うのですよ。次へ、前へ!」「お辛かったでしょうに、この間私たちに笑いを届けてくれてありがとうございました 私たちが笑った分、三浦さんも笑える日が来るといいな...」など、応援の声が寄せられている。
三浦さんは自身へのリプライに、コメントや絵文字で返信している。
突然ですが、皆さまにご報告があります。
— 三浦リョースケ (@DONBAL_MIURA) June 10, 2025
少し長くなりますがご一読ください。 pic.twitter.com/CmeYlOvmdY