先発外しは「熱くなった打撃の調子を冷めさせようとする行為」
左打者のキムは、相手チームの先発投手が左投げの場合、スタメンから外れることが多く、主に右投げの時にスタメンで起用されてきた。この日のパドレスの先発ディラン・シース投手(29)は、右投げだったが、キムはスタメンから外れた。
記事では「この日の先発外しは、またもや議論の的となる」とし、ロバーツ監督の起用法に不満をぶちまけた。
「キム・ヘソンは直近3試合連続で安打を放ち、良い打撃感を維持していた。シーズン打率は410に達している。特に前日の試合では、左投手にも弱くないことを明確に示した。通常、このように安定した活躍と、インパクトのある試合をすれば、先発出場の機会をさらに与えられるものだ。しかし、ロバーツ監督はキム・ヘソンを大胆に外した」
さらに、こう続けた。
「普段の選手起用パターンから見ても、どこかおかしい。ロバーツ監督はキム・ヘソンを起用する際、プラトーン・システムを採用していた。相手が左投手の先発を起用すれば先発から外し、左投手のリリーフ投手が出れば代打で交代させる方式だ。しかし、この日の先発は右投手だ。打撃調子が良いキム・ヘソンを先発から外す理由はない。これは、まるでキム・ヘソンの熱くなった打撃の調子を冷めさせようとする行為と同じだ。キム・ヘソンに対するロバーツ監督の偏見は、依然として消えていなかった」
キムは10日のパドレス戦の5回に貴重な同点打を放った。1点ビハインドの2死2塁の場面で、パドレス2番手の左腕・松井裕樹(29)からタイムリー2塁打を放ち、同点とした。複数の韓国メディアが、「『ミニ日韓戦』でキムが勝利したと報じた。
韓国の「逸材」は、最強軍団の中でレギュラーを勝ち取ることができるのか。今後の展開に注目が集まる。