高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ 釈明会見でガソリン投入、山尾志桜里氏の破壊力が高すぎる 国民民主、公認見送りで支持率回復なるか

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玉木代表はなんとしても参院選で結果を

   筆者としては、国民民主の経済政策を評価しているので、こうしたスキャンダルで評判を下げるのは残念で仕方ない。ただし、政治はそれも含めて結果責任なので、玉木代表はなんとしても参院選で結果を示さなければいけない。

   一方、自民は、解決が「チョロい」コメ問題を小泉進次郎農水相が鮮やかに解く絵柄を連日オールドメディアが放送し、石破政権の支持率が向上している。これは、前回の本コラムで予想したとおりであるが、この小泉劇場と山尾問題のあまりのコントラストに、政治は一寸先は闇を改めて思わざるを得ない。

   ただし、7月20日まではまだ時間がある。今、国会が終盤になっているので、いつもの風物詩である内閣不信任案が話題になっているが、それを待たずに石破政権は勢いに乗って衆院解散を言い出す可能性すらある。筆者としては、いっそのこと7月20日が衆参ダブル選挙になって、できるだけ国民の声を反映させる場を作るのもいいのではないかと思っている。


++ 高橋洋一プロフィール
高橋洋一(たかはし よういち) 元内閣官房参与、元内閣参事官、現「政策工房」会長 1955年生まれ。80年に大蔵省に入省、2006年からは内閣参事官も務めた。07年、いわゆる「埋蔵金」を指摘し注目された。08年に退官。10年から嘉悦大学教授。20年から内閣官房参与(経済・財政政策担当)。21年に辞職。著書に「さらば財務省!」(講談社)、「国民はこうして騙される」(徳間書店)、「マスコミと官僚の『無知』と『悪意』」(産経新聞出版)など。

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