不倫相手とされた人物を政策顧問に起用
一連の騒動に、SNSでは「一番悪いのは出馬を促した党本部だと思います。山尾氏が爆弾抱えてる人間なのは既に分かっていること」などと、玉木氏や党に対する批判は出ている。
他方で、10日の出馬会見で批判を浴びる原因を作った山尾氏の「自業自得」であるとする声も根強い。山尾氏が12日に発表した声明文には、自身の記者会見での対応のまずさを反省する文言は乏しい。
Xでは、山尾氏に対する批判が依然として噴き上がっている。「やっぱり全部他責思考」「逆ギレして捨て台詞」「引き際までみっともない最悪の対応」「素直に認めて謝ってたらまた違ったかも」「謝ったら死ぬ病」といった具合だ。
テレビ番組などでコメンテーターとしても活動する山岸久朗弁護士は、自身のXで「山尾志桜里さんの手記を見て非常に驚いた。自分のせいであるという反省が1mmも感じられないことに」と指摘。警視庁捜査一課OBでYouTuberとしても活動する佐藤誠氏も、「逆ギレか?自業自得にしか映らないのだが」と呆れたような反応を示した。
週刊誌に不倫疑惑を報じられた2017年当時、山尾氏は逆風の中で衆院選に勝利すると、直後には神奈川新聞のインタビューで「むき出しの好奇心には屈しない」と宣言。不倫相手と報じられた男性弁護士を政策顧問に起用し、世間を驚かせた。
2021年には、議員パスを私的利用して不倫相手と密会し、不倫相手の元妻が自殺したとする週刊誌報道があった直後、次回の衆院選への不出馬を宣言した。
12日の声明では最後に「よく相談しながら、今後の政治活動について熟慮したい」と結んだ山尾氏。今後、どこかの政党から声がかかることはあるのだろうか。