大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手(30)が、2025年6月17日(日本時間)に本拠地ドジャー・スタジアムで行われたサンディエゴ・パドレス戦で、663日ぶりに二刀流を復活させた。「1番・投手兼DH」でスタメン出場大谷は「1番・投手兼DH」でスタメン出場した。ドジャースのユニフォームを着て、初めて公式戦のマウンドに上がった大谷。初回、先頭フェルナンド・タティス外野手(26)に、詰まりながらもセンター前に運ばれた。2番ルイス・アラエス内野手(28)にも安打を許し、無死1、3塁にピンチに。3番マニー・マチャド内野手(32)にセンターへの犠牲フライを打たれ1点を失った。ここから大谷が踏ん張り、後続をセカンドゴロ、サードゴロに打ち取り、追加点を許さなかった。スポーツ紙の報道によると、この日のストレートの最速は161.2キロだった。この日は打者としても存在を示した。1点ビハインドで迎えた3回。2死3塁の場面でタイムリーツーベースを放ち、同点とした。続く4回には、2死1、2塁からライト前にタイムリー。チームはこの回に5点を入れ、勝利を決定付けた。大谷は投手として1回を投げ、5人の打者に対して28球、2安打1失点(自責1)。打者としては、4打数2安打2打点の活躍を見せた。チームは6-3で勝利し、ナ・リーグ西地区の首位を堅守した。大谷の二刀流復活は、日米をはじめ野球人気の高い韓国や台湾でも速報され、大きな話題を集めた。「大谷の投手復帰そのものがビッグニュースだ」韓国メディア「文化日報」(ウェブ版)は、「『帰ってきた二刀流』大谷翔平、100マイルの『光速』」とのタイトルで速報した。記事では、「大谷の投手復帰そのものがビッグニュースだ」とし、盛り上がりを見せる現地の様子を伝えた。「この日、MLB.comやESPNなど、MLBのニュースを扱うほぼすべてのアメリカスポーツメディアが、大谷の先発投手復帰をメインニュースに掲げた。ファンの関心も爆発的だ。この日、ドジャー・スタジアムの入場券価格は急騰した。アメリカのプロスポーツチケット2次取引ウェブサイト『TickPick』によると、この日のドジャー・スタジアムのチケット価格は通常比174%上昇した」台湾メディア「中国時報」(ウェブ版)は、「MLB大谷翔平が初回に161キロの『火の玉』を投げた」「真の二刀流!先発した大谷は1点を失ったが、その後、2点を奪い返しドジャースの勝利に貢献」などと報じた。「聯合報」(ウェブ版)は、「大谷翔平が水を飲まずに二刀流に切り替え、チームメイトを驚かせた」とのタイトルで記事を公開。初回を投げ終えた直後、水分補給をせずに打席に入ったことに言及し、大谷の驚異的な体力を称賛した。スポーツ紙の報道によると、デーブ・ロバーツ監督(52)は試合後、大谷の投球について「点は取られたが、球は良かった。速球の球速は予想していたよりはるかに出ていた」などと語ったという。
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