大阪・関西万博のバルトパビリオンの入り口に飾られていた万博公式キャラクター「ミャクミャク」のぬいぐるみが盗まれるも、多くの来場客らから新たなミャクミャクのぬいぐるみが多数寄付された。ぬいぐるみは大阪府内の病院に寄贈され、バルト館公式Xは2025年6月18日、病院からのメッセージを公開した。6月6日に「大阪市内の病院へ寄贈」を報告バルト館は、バルト地域のラトビアとリトアニアの2国による共同パビリオンだ。「森と湖の国」として知られるバルト地域の自然や文化を伝えている。入口にあったミャクミャクの盗難は2025年5月17日に拡散され、その後、万博を訪れた人が、バルト館のミャクミャクの寄付を行う動きが広がった。28日の投稿では、パビリオンに寄付されたミャクミャクらの数は140体を超えたとして、「この新しい仲間たちは、笑顔のきっかけを求めている人たちにきっと届きます」と報告。「日本推しラトビア人」としてインフルエンサー活動をするかたわら、バルト館でもスタッフとして働いている「アルトゥル」さんが6月6日、「大事なお知らせです! バルト館へいただいたミャクミャク様たちですが、大阪市内の病院へ寄贈させていただきました!」と明かしていた。「治療中のこどもたち、スタッフに笑顔が広がりました」140体を超える「ミャクミャク」らが向かったのは、周産期・小児医療の基幹施設である大阪母子医療センター(和泉市)だった。バルト館公式Xは18日、「大阪⼥性・⼦ども病院から温かいメッセージをいただきました。心のこもったご報告に感謝いたします」(原文ママ)と報告。「そして、バルト三国パビリオンにミャクミャクを寄付してくださった皆さまにも、改めて感謝申し上げます。皆さまのご厚意は、今も⼩さな⼼に笑顔を届け続けています」とした。添えられたスクリーンショットでは、【大阪・関西万博バルト館より「ミャクミャクぬいぐるみ」を沢山! ご寄附いただきました】として、同センターのオリジナルキャラクター「モコニャン」からのメッセージを伝えている。「治療中のこどもたち、スタッフに笑顔が広がりました」と明かし、「みなさまの優しさが脈々(みゃくみゃく)とつながっているのを感じます」。「大阪母子医療センターを代表し、わたくしモコニャンがお礼申し上げます」として、患者やスタッフらがミャクミャクらを手にした写真を公開した。バルトパビリオンの報告には、「素晴らしい!」「今は、こういう話題が欲しいのよ」など、優しさの輪を称賛する声が寄せられている。
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