メジャーでも制球難が続く
しかし、2022年のシーズン後半には、先発登板した7試合中6試合でクオリティ・スタート(6回を3失点以内)を記録するなど、復活の光が差し始める。
そのオフ、藤浪はポスティングシステム(入札制度)を使って、メジャーリーグのオークランド・アスレチックスへ移籍。彼のポテンシャルは、メジャーも見逃さなかった。
迎えた4月1日の初登板では、ロサンゼルス・エンゼルスを相手に先発し、2回まで完璧に抑えていた。
しかし、3回に先頭打者へ四球を与えると突然崩れ、一気に8失点してKOされた。
その後も乱調が続いたものの、5月以降に中継ぎへ転向してからは安定したピッチングを見せ、5勝を挙げた。
その後、7月にトレードでボルチモア・オリオールズへ、翌2024年にはニューヨーク・メッツへと移籍。
だが、メッツではオープン戦から制球難に苦しみ、マイナー降格。2025年からはシアトル・マリナーズとマイナー契約を結んでいた。