韓国メディアが、キム・ヘソン内野手(ドジャース、26)の連日のスタメン落ちを嘆いている。
「ドジャースの『サプライズスター』となったが...」
大リーグのロサンゼルス・ドジャースは2025年6月26日(日本時間)、クアーズ・フィールドでコロラド・ロッキーズと対戦し、キムは初戦に続いて第2戦もスタメン入りを逃した。
この日は、トミー・エドマン選手(30)がセカンドに入り、アンディ・パヘス外野手(24)がセンターに起用された。
キムは今シーズン、34試合に出場し、打率.372、2本塁打、12打点を記録。出塁率と長打率を合わせたOPSは.948と高い数字を残している。
ユーティリティープレイヤーのキムは、ショート、セカンド、センターなどのポジションをこなし、対戦相手の先発投手が、主に右投手の場合にスタメンで起用される傾向にあった。
この日のロッキーズの先発は若手右腕チェイス・ドーランダー投手(23)。初戦の先発ヘルマン・マルケス投手(30)も右投げだったが、キムはいずれもスタメンから外れた。
高い打率を残すもスタメン出場できない状況に、地元メディア「MHN」(ウェブ版)は、「『切ない』キム・ヘソン またもスタメン落ち」とのタイトルで記事を展開した。
記事では「ロサンゼルス・ドジャースの『サプライズスター』となったキム・ヘソンは、打率.372と好調を維持しているが、再び先発から外れた。相手チームが右投手の先発投手を起用したにもかかわらず、左打者のキム・ヘソンが起用されなかった。非常に残念な結果だ」と嘆いた。
ロバーツ監督の起用法を疑問視、「打撃好調でも出場できない悩みが続く」
スポーツメディア「韓国日刊スポーツ」(ウェブ版)は、「先発投手は若い右投げなのに...キム・ヘソンまたスタメン落ち、打撃好調でも出場できない悩みが続く」とのタイトルで記事を公開した。
同メディアは、デーブ・ロバーツ監督(52)の起用法に疑問を投げかけ、キムのスタメン出場の「正当性」を主張した。
「キム・ヘソンの名前はまたもやなかった。相手投手が右投手であった点から、キム・ヘソンの欠場はさらに驚きだ。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、相手チームの先発が左投手の場合、左打者のキム・ヘソンを先発から外してきた。しかし、最近の2試合では相手先発が右投手であってもキム・ヘソンをスタメンから外した。しかも、相手先発は新人チェイス・ドーランダーだ」
先発が右投げにも関わらず、2試合連続のスタメン落ちに記事のトーンは一段と下がり、「代打で出場できるかに関心が集まる」とした。
チームはこの日、ロッキーズに8-1で快勝。キムは9回にセンターの守備についたが、打席に立つ機会はなかった。