今そこにある危機は気象現象――気象予報士でもあるタレントの石原良純さんは、2025年6月30日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)でそう警告した。各地で観測史上最も早い梅雨明けとなり、6月から猛暑日が続くなど、異常な天気が続いているが、月曜コメンテーターの石原さんは、異変は気象だけで済まないという。「暮らし方を変えていかなきゃいけない」「今までと違う気象って、この2年ぐらいで顕著に、かつ極端化してきましたよね。トランプ関税、安全保障の話もあるけれど、一番直近の危機はここに来てるんじゃないかと。つまり、経済、戦争より気象現象」という。どういうことか。「(心配は)短期的にはきょう倒れないでどう暮らすかとか、寝不足だったりしますが、中期的には農作物、食べ物の不作、盆踊りなんかも5時からやれないんじゃないか、8時からやった方がいいとか......。暮らし方を変えていかなきゃいけない」と指摘した。さらに、危機は地球規模になるとして、「その先に怖いのは、世界中で同じことが起こってくると、食料とかとれない。そして、食料を作るためにはエネルギーがいる。ちょっと聞いたら、この暑さで(栽培に)普段よりも1.3倍ぐらいの電気代がかかるって。長期的にはエネルギー、食糧問題に波及していくということですよ」と指摘した。玉川徹「二酸化炭素問題を実感するところに来た」レギュラーコメンテーターの玉川徹さん(ジャーナリスト)も、「ずっとCO2の問題って叫ばれてきたんですけど、実感なかったじゃないですか。それが、ついに実感するところまで来ちゃってるということですよね」とうなずいた。で、この暑さ、いつまで続くのか。石原さんは「これから110日くらいか。10月中旬くらいまでだから」と気象予報士としての予想をした。(シニアエディター 関口一喜)
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