東京美容外科統括院長の麻生泰氏が2025年6月30日、自身の出自に関する説明をXに投稿し、注目を集めている。「在日韓国人であることを隠して生きてるわけではないですし」麻生氏は30日、Xで「何度も説明するのは面倒ですが、僕は在日韓国人の3世で生まれた時から日本に住んでいます」と切り出した。「麻生泰という名前は偽名ではなく通称名です。日本名という認識です」と自身の見解をつづり、「韓国名は金福泰(キムポッテ)日本名が麻生泰ね」。「在日韓国人であることを隠して生きてるわけではないですし、Wikipediaにもそのことは公開されています」として、自身をめぐる批判の声に「今更Xの顔出ししていない偽名アカウントにとやかく言われたくありません。通名禁止にしろっとかの意見は僕ではなく日本政府に言って下さい」と反論した。総務省が公開している「通称名について」と題した資料によると、日本で長く生活する外国人の中には、日常生活において本名とは別の「通称名」を使っている人も多いことから、行政上の運用として、外国人登録原票の氏名欄に本名を記載したうえで、本人の希望があれば通称名をカッコ書きで併記することが認められている。通称名は本来、外国人登録原票の登録事項ではないが、社会生活上の個人を特定、識別する効用があると考えられていること、また外国人の社会生活上の利便性につながることを踏まえ、の2つの点を考慮して、こうした扱いが認められてきた。ただし、登録できる通称名は1つに限られている。「次に日本の方と結婚できれば、帰化しても良いかなぁ」麻生氏は自身への批判コメントに対しても、返信している。「嫌なら韓国帰れ」との声には、「帰るところなんかありません。ここで生まれてここで死にます」。「何故帰化しないの?」との質問には、「帰化はいつでもできますが、帰化すれば今度は、帰化人と言われるので同じかなぁと思います。韓国にルーツがある事は変わらないので」と返信。その上で、「次に日本の方と結婚できれば、帰化しても良いかなぁって思い始めました。ここまで叩かれる意味も無いしね。帰化して叩かれなくなるなら、それもありですね」ともつづっている。「自分の国はこっち(韓国)だなっていうのは、そういう思いはあるよね」麻生氏は23年6月公開のYouTube動画「日本に帰化するのは難しい!日本人?韓国人?」でも、在日韓国人であることについての思いを語っていた。「在日韓国人っていうのはどういう存在かというのは、みんな韓国人だと思って攻撃してくるんだけど、そもそも日本で生まれて日本に育ってるから、日本人なのよ、考え方は全部」「なんやったら韓国語しゃべれない。日本びいきどころか、もう日本人そのものなんですよ」とし、サッカーなどの国際大会でも、日本を応援するという。一方、「だけども、自分の国はこっち(韓国)だなっていうのは、そういう思いはあるよね」と複雑な思いをのぞかせる場面も。「僕が思うには、(自分は)日本人なんですよ。だけども韓国のパスポートを持ってるわけですよ。だから、その人に『韓国に帰れ』とかおかしな話なんですよ。生まれた時からそうなんだから......」と率直な思いを語っていた。