「今後は、キムに2塁でプレーする機会をもっと与えるつもりだ」
ところが、ここにきてロバーツ監督の方針が変わったようで、米メディアの取材に対して「今後は、キムに2塁でプレーする機会をもっと与えるつもりだ」と、積極的に起用していくことを示唆したという。ロバーツ監督の言葉通り、キムは先発投手の左右に関わらず、2試合連続で先発出場している。
「スポーツ朝鮮」は、「実力を継続的に示せば、最終的には認められるものだ。キム・ヘソンがデーブ・ロバーツ監督から認められた。安定した打撃感を維持し、攻守両面で確実にチームに貢献する存在であることを証明したためだ。これによりロバーツ監督は、これまで一貫して維持してきた『プラトーンシステム』(先発投手によって使い分けること)を一時的に見送った」と指摘した。
そして、これまでキムの起用法に関して不満を示していたロバーツ監督に対して、その手腕を称賛した。
「ロバーツ監督は、複数のポジションをこなせる選手を起用して、多様なラインナップを構成するスタイルだ。これにより、個々の選手のペースを調整し、最終的にチーム戦力を常に最高の状態に維持することができる。この方式は今シーズン、相当な効率を発揮している。ロバーツ監督の冷静で理性的な選手起用のおかげで、ドジャースが(ナ・リーグ)西地区首位に立っている」
チームはナ・リーグ西地区で、2位パドレスに8ゲーム差をつけ、独走態勢に入っている。