小林誠司は苦境のチームに必要、元ヘッドコーチが指摘 「甲斐と違って、誠司は...」打率1割台も「1試合にかけている姿が...」

「小林が守ると、グッと締まるときがある」

    「誠司が(西武戦で)活躍できたのは、2軍に落とされて腐らないで、暑い中、一生懸命やっていたと思う。だから結果が出た。8回、9回にあいつが守ると、グッと締まるときがある。甲斐と違って、誠司は堂々としている。打席に入るときより、プロテクターを付けている方が堂々としている。堂々としているのがみんなに伝わる。みんな分かるからチームの流れもよくなる」

    コーチ時代、小林とともにペナントレースを戦った経験を持つ元木氏。試合にかける小林の情熱について、コーチ時代の経験に基づいて語った。

    「誠司自身、試合が終わってからの喜んでいる姿。あいつが9回最後のバッターを抑えたときのポーズは、本当に1試合1試合にかけている『今日は良かった』というガッツポーズが出る。三振を取ったときも、ガッツポーズをしてピッチャーに駆け寄っていく。1試合1試合かけている姿が、あのガッツポーズになると、コーチの時から見ていた」

    小林は6日に本拠地・東京ドームで行われた広島戦でスタメンマスクをかぶり、先発・赤星を好リード。チームは2-3で逆転負けを喫したが、安定感ある小林のリードが光った。

    チームは8日からリーグ5位・中日と2連戦。11日から敵地・横浜スタジアムで4位DeNAとの3連戦を控える。

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