エジプト出身のタレント・フィフィさんが2025年7月14日、参院選の争点のひとつとなっている外国人政策をめぐり、マスコミの取材依頼がないことへの疑問を呈した。「意地でも逆の側の外国人の話を聞かない...都合が悪いんでしょうね」フィフィさんは、自身が外国にルーツを持ちながらも日本社会に長く身を置いてきた立場から、外国人によるトラブルへの厳しい意見をたびたび発信している。14日の投稿では、「参院選で大きな争点が外国人を巡る政策ということで、SNSでは私の切り抜き動画がバズっているようだけど、日本に長く暮らし、この国に精通している私には取材の依頼が全然来ない」と困惑を吐露。「テレビに呼ばれるのは、不良外国の取り締まり強化を差別とすり替え排外主義と批判する外国人ばかり、話聞いて欲しいな~」と訴えた。翌15日には、「報道番組では外国人を招いて意見させてますが、その全てが差別反対と声を上げる側、不良外国人の取り締まり強化を差別とすり替え、排外主義という流れにするためテレビ局は必死」とメディアを批判。「意地でも逆の側の外国人の話を聞かない...都合が悪いんでしょうね」とした。「外国人切り捨てろ、なんて言ってないんだよ」フィフィさんは自身のYouTubeチャンネル「フィフィチャンネル」で政治や国際情勢、芸能界の話題について、独自の視点から発信を続けている。参院選にあたって注目を集めたのは、フィフィさんが「日本人ファースト」に関する主張を行った動画だ。4日公開の「参政党の『高齢女性の出産』発言について」内での発言を切り取ったもので、XやTikTokなど複数のSNSで拡散されている。フィフィさんは「『日本人ファースト、おかしい』なんて言ってる党もあるよ。意味がわからん」と切り捨てた。「『日本人だけ』って言ってるわけじゃない。『ファースト』ね。もう極論、『日本人だけ』ってて言ってもいいぐらい、それぐらいの気合いでやってほしいぐらい」とした上で、「優先って言ってるだけだよ。外国人切り捨てろ、なんて言ってないんだよ」と説明。「自分が大らかに、自分に余裕がないと。(そうでない状況で)どう他の人に余裕を持って接することができる?」と問いかけた。さらに、「アメリカも言ってる。『アメリカ・ファースト』って。どこの国も自分の国民、自分の国はファーストです。それが間違ってるってメディアが騒ぐのは日本だけ。そんな国、他にない。『外国人も一緒にファーストしましょう』なんてない」と、メディアへの疑問も語った。「まともな外国人にとっても迷惑」「自分のところが豊かになって初めて『おもてなし』もできる」とし、「自分がてんやわんやしてて大変だから、まずは日本人ファーストでしょ、って言ってんでしょ。日本人にまず心大らかになって、豊かになって欲しいって思ってるんでしょ。それが日本人ファーストの意味」と説明。「日本人ファースト」を批判する政治家らの姿勢についても厳しく批判していた。「他の政党はなんでもかんでもケチつけたいから、分からないふりするんじゃない? 分かってるのに分からないのか、ただバカで分かってないのか、どっち?」16日の投稿では、「日本人ファーストの議論で少なくとも『外国人を排除するのか!』と、誇大解釈して騒ぐ候補者は落としましょう」としたフィフィさん。その理由について、「意図的に理解できない"フリ"をして世論を分断させてるのか、本当に理解できないのか、いずれにしてもまともな外国人にとっても迷惑なので、こんなのをこの国の政治家にさせてはいけません」とつづっていた。
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