「感情的な対応はチームに役立たない」巨人・阿部監督「懲罰交代」を韓国メディア批判、「不満の爆発と見なされる」

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    韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)が2025年7月18日、プロ野球巨人の特集記事を組み、巨人・阿部慎之助監督(46)の采配を批判的に論じた。

  • 巨人・阿部監督(写真:スポーツ報知/アフロ)
    巨人・阿部監督(写真:スポーツ報知/アフロ)
  • 巨人・阿部監督(写真:スポーツ報知/アフロ)

スリーバント失敗の泉口を3回に交代

    同メディアが指摘したのは、17日に神宮球場で行われたヤクルト戦での采配だ。

    1-1の同点で迎えた3回、2本のヒットで無死1、2塁のチャンスを迎えた。

    打席には5番・泉口友汰内野手(26)が入り、ベンチのサインは送りバントだ。泉口は2球続けてバントを失敗。カウント1ボール2ストライクからバントを試みるもスリーバント失敗で、走者を進めることができなかった。

    泉口のスリーバント失敗に、ベンチでぶ然とした表情を見せた阿部監督は、3回の攻撃が終わると泉口を「懲罰交代」。泉口は初回、2死1、2塁の先制チャンスに見逃しの三振に倒れた「伏線」もあり、阿部監督が決断したとみられる。

    結局、3回は無死1、2塁のチャンスを生かせず無得点に終わり、チームは2-3で負けた。首位を独走する阪神を追いかける2位・巨人にとって、リーグ最下位ヤクルトに対して痛恨の黒星となった。

    阿部監督の「懲罰交代」は、インターネット上で賛否が分かれ、Xでは様々な意見が寄せられた。野球人気の高い韓国でも阿部監督の采配が注目され、「スポーツ朝鮮」は、「監督の賭けか、それとも不満の爆発か。スリーバント失敗後、3回に早期交代」などのタイトルで記事を展開した。

「阿部監督の強力なカリスマ性は良いが...」

    同メディアは、「泉口はチーム内打率1位だ。今季86試合中76試合に出場し、打率.279を記録している。この打率は、セントラルリーグ7位だ。得点圏打率も.279と悪くない。『投高打低』を考慮すれば、十分な成績だ」と、今シーズンの泉口の活躍を解説。そして、阿部監督の采配について、次のように論じた。

    「阿部監督の強力なカリスマ性は良いが、感情的な対応はチームに役立たない。失敗への不満の爆発と見なされる可能性がある。泉口の早期交代を巡り、一部ファンから批判が出ている理由だ。結果的に早期交代という賭けは効果を発揮しなかった。泉口に代わって出場した門脇(誠)は、2打数無安打に終わった。5回にレフトフライ、8回には、空振り三振だった」

    スポーツ紙の報道によると、阿部監督は試合後、泉口を途中交代させたことについて、「今日は戦力にならないなと思って代えました」と語ったという。

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