山手線で発火のモバイルバッテリー、リコール対象の「cheero」?Xで拡散 販売元に消防署から連絡も「断定できる状況にない」

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   JR山手線車内で2025年7月20日、乗客が使っていたモバイルバッテリーが発火したことによる火災が発生した。メディア各社が報じた。報道された情報から、SNSではこの製品が、ティ・アール・エイ社(大阪市中央区)が販売する製品だとする情報が拡散されているが、同社は消防署から連絡を受けたものの「断定できる状況にはございません」と回答した。

  • 発火事故は山手線内で起きた
    発火事故は山手線内で起きた
  • 消費者庁・リコール情報サイトより
    消費者庁・リコール情報サイトより
  • 発火事故は山手線内で起きた
  • 消費者庁・リコール情報サイトより

発火があったとして23年6月から回収・返金対応

   山手線車内で発火したモバイルバッテリーについて、リコール対象製品であり、19年12月から21年8年までの間に約3万9000台出荷されたと報道されている。

   消費者庁のリコール情報サイトを確認すると、ティ・アール・エイが販売していたリチウム電池内蔵充電器「cheero Flat 10000mAh」(型番:CHE-112)が該当する。「バッテリー本体を充電中に発火する重大製品事故が発生したため」として、23年6月から回収・返金対応が進められている。

   SNSでは、発火したのは「cheero Flat 10000mAh」だとする情報が広がっている。

   23日に取材に応じたティ・アール・エイは、22日に消防署から連絡があったと明らかにした。しかし、現時点では「消防および弊社による現物確認を含む合同調査は実施されておりません」とし、「そのため、今回発火したバッテリーが弊社製品(CHE-112)であると断定できる状況にはございません」とした。

   同社は22日にも公式Xで、回収への協力を呼び掛けている。回収は、同社公式サイトの専用フォームから受け付けている。

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