早くも解散風? 立憲・枝野元代表は「10月12日投票日を想定して準備」開始

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   立憲民主党の枝野幸男元代表が2025年7月24日、次期総選挙を見据えた思いをXに投稿した。

   20日投開票の参院選での与党の大敗と政局の混迷を踏まえ、「10月12日投票日を想定して準備を始めます」と明言し、早期解散の可能性に備える姿勢を示した。

  • 立憲民主党の枝野幸男元代表(2024年9月撮影)
    立憲民主党の枝野幸男元代表(2024年9月撮影)
  • 枝野幸男氏のポスト。「他の方にお勧めはしません」とする一方で「現実になった場合に後手にまわりたくないので、10月12日投票日を想定して準備を始めます」とも
    枝野幸男氏のポスト。「他の方にお勧めはしません」とする一方で「現実になった場合に後手にまわりたくないので、10月12日投票日を想定して準備を始めます」とも
  • 立憲民主党の枝野幸男元代表(2024年9月撮影)
  • 枝野幸男氏のポスト。「他の方にお勧めはしません」とする一方で「現実になった場合に後手にまわりたくないので、10月12日投票日を想定して準備を始めます」とも

「のんびりしている暇はありません」

   枝野氏は24日、参院選の結果について「選挙が党として『勝ち』だったのか『負け』だったのか、いろいろな声がXでも交わされています。でも、この議論は、どの視点に立つかで見方が変わるもので、本質ではありません」と指摘した。

   「どの認識に立っても、戦略・戦術両面で、危機感を持ち、すみやかな対応が必要であることは間違いなく、その総括と実行こそ急ぐべきです」とした上で、解散総選挙の可能性に触れた。

「早ければ10月に総選挙が行われる可能性があり、のんびりしている暇はありません。入り口で立ち止まり本質議論に入れなかったり、何となく時間が経過して後手に回ることを危惧します」

「外れる可能性」あっても「現実になった場合に後手にまわりたくない」

   自民・公明が大敗した参院選の結果を受け、自民党ではいわゆる「石破おろし」が加速している。23日には、石破茂首相が退陣意向を示したと毎日新聞や読売新聞が報じ、読売は号外も配った。石破氏は「一部にそのような報道がございますが、私はそのような発言をしたことは一度もございません」と報道を全面否定した。

   石破氏は続投の意欲を示しているものの、複数の党県連が早期退陣を求める申し入れを行うなど、党内の動揺は続いている。

   8月1日に召集される臨時国会では、内閣不信任案の行方も焦点だ。提出時期をめぐる指摘には、枝野氏は

「野党が不信任案を出さなくても自民党が解散する可能性があります」

と応じた。

   衆院議員は「常在戦場」。政局が不透明さを増すなか、枝野氏は改めて覚悟を強調した。

「先の見通しが立たない政局なので、外れる可能性もあります(だから他の方にお勧めはしません)が、現実になった場合に後手にまわりたくないので、10月12日投票日を想定して準備を始めます」
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