巨人はなぜ阪神と10ゲーム差ついたのか、識者が指摘した「誤算」...主砲・岡本を欠く打線は「全部当てが外れている」

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「4番は丸でいい。増田陸は5番とか6番」

   岡本が戦線離脱してから、トレイ・キャベッジ(28)、丸佳浩外野手(36)、吉川尚輝内野手(30)らが4番に起用された。7月に入ってからは、若手の増田陸内野手(25)が4番で起用されることが多くなった。

   高木氏は増田が打線を引っ張る形の現状について、元ヘッドコーチの経験から、こう語った。

   「クリーンナップというのは、それなりの格がある人。経験がある人。そういう人がいいかなと思う。増田陸もものすごく頑張っているが、頑張っているついでに4番を打たされたら負担だと思う。もうちょっと違う形で頑張らすためには、4番は丸でいいと思う。今出ているメンバーの中でいえば。そうしたら、増田陸が5番とか6番でもいい」

   そして、投手陣の「誤算」は、エース戸郷翔征(25)の名を挙げた。

   昨シーズン12勝を挙げた戸郷は、今シーズン開幕から調子が上がらず、ここまで2勝6敗、防御率5.24。6月23日に今シーズン2度目となる2軍落ちをした。スポーツ紙の報道によると、30日の中日戦での復帰先発が予定されているという。

   スタッフから「後半戦は戸郷投手にかかっていますよね?」と問いかけられると、高木氏は「(チームの)キーはずっと(戸郷が)持っている。彼がどういうピッチングを見せてくれるかによって、チームが立て直るのか、余計傾くのか。エースはそういう存在だから。覚悟を持って(1軍に)上がってきてほしい」と語った。

   後半戦の初戦は、26日の広島戦となる。マツダスタジアムで行われる先発は、巨人が横川凱(24)、広島は森下暢仁(27)が予定されている。

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