井上尚弥戦「2度キャンセル」グッドマン、陣営が明かした失望と悲しみ...対戦せずとも「敗北したような感覚だった」

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ファイトマネー当て込んでローンでマイホーム購入

   「衝撃、失望、そしてサムが失ったものを知ったときは失望した。スーパーバンタム級の選手なら誰でも夢見る試合、その試合に出場するチャンスだった。伝説の選手と戦うこと。彼(井上)は100年に1人しか出現しないような選手だ。彼とリングを共にするのは、どんな選手にとっても大きな瞬間であり、サムは、4団体の世界タイトルを争うために、彼と戦い、打ち負かすチャンスがあった」

   そして、こう続けた。

   「日程を変更して再試合が決まったが、また同じことが起こった。また同じこと、つまりショックだった。『これは現実ではない、実際に起こったことではない』と。関係者全員にとって、失望と悲しみだけだった。それはまさに敗北のような感覚だった。試合はまったく行われていないのに、敗北したかのように感じた。準備のために全力を尽くしていたからだ」

   地元オーストラリアメディアによると、井上戦のファイトマネーは100万ドル(約1億4700万円)だったという。

   グッドマンは井上戦のファイトマネーを見込んで、ローンを組んでマイホームを購入したが、あてにしていたファイトマネーを手にすることができず、経済的に困窮したという。食べる物にも困り、飼っていた犬の餌を食べて空腹をしのいだこともあったという。

   グッドマンが挑戦するWBAフェザー級王者ボールは、プロ戦績22勝(13KO)1分けで、井上の対戦候補にも挙がった王者だ。一方のグッドマンは20勝(8KO)無敗。果たして井上戦キャンセルが報われるのか。グッドマンの世界初挑戦に注目が集まる。

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