生産台数は世界一!中国自動車メーカーの真の実力 自動運転分野では米国と「覇権争い」後れをとる日本

「自動車先進国」では競争力発揮できていない

   中国は自動車輸出で2023年に日本を抜いて世界首位となった。しかし、主な輸出先はメキシコ、ロシア、アラブ首長国連邦、サウジアラビアなどに限られている。米国はもちろん、日本や欧州などの自動車先進国で中国メーカーは競争力を発揮できていないということだ。日本国内を走るテスラは、ほぼ中国生産で「中国からの輸入車」となるが、これは例外的なケースだ。

   ただし、中国メーカーの技術開発や成長ぶりは侮れない。世界進出を着々と進める比亜迪(BYD)や浙江吉利控股集団だけでない。スマートフォンなどを製造する家電大手の小米(シャオミ)が2024年に電気自動車(EV)を発売し、異業種参戦として注目を集めた。

   中国のEV市場は、テスラとBYDが「2強」だが、シャオミのほか上海蔚来汽車(NIO)、小鵬汽車(シャオペン)など新興メーカーの台頭が目立つ。

   中国のEVが脅威なのは、EVの核となる車載電池に強みがあることだ。寧徳時代新能源科技(CATL)は日本のパナソニックを抜き、世界最大手の車載電池メーカーに成長した。中国メーカーに限らず、トヨタなど世界の自動車メーカーがCATLのリチウムイオン電池を採用している。

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