大記録まで残り2セーブ「益田にも意地があります」
一方で、心配なのが今月20日に登録抹消されたロッテ・益田直也だ。
長年守護神を務めてきたが、今年は安定感を欠いている。5月3日にファーム再調整となり、6月14日に1軍復帰したが、22試合登板で1勝4敗5セーブ2ホールド、防御率4.35。
名球会入りの条件となる通算250セーブまであと2まで減らしてきたが、8月17日のソフトバンク戦(みずほPayPay)、19日の楽天戦(ZOZOマリン)と2試合連続で救援に失敗し、今季2度目のファーム降格となった。
「直球のストライク率が低く、かわす投球になってカウント不利の状況から痛打を浴びるケースが多い。このままでは抑えは厳しいでしょう。35歳という年齢を考えると、ロッテは後継者を作らなければいけない時期にきています。ただ、益田にも意地があります。残り2セーブで大記録達成をキャリアの通過点にできるかは、今後の投球にかかっています」(ロッテを取材するスポーツ紙記者)
大記録達成に向け、対照的な立場となった田中将と益田。今後の投球が注目される。
(中町顕吾)