プロ野球のコリジョンをめぐり、インターネット上で巨人、広島両軍ファンが紛糾している。
阿部監督「コリジョンの説明を受けたんですけど...」
巨人は2025年8月27日、マツダスタジアムで広島と対戦し、2-3で敗れた。
インターネット上で話題を集めた問題のシーンは、1点ビハインドで迎えた9回巨人の攻撃だ。
1死1、3塁のチャンスで、リチャード内野手(26)は1塁ゴロに倒れた。
ファーストのエレフリス・モンテロ(27)が、1塁ベースを踏んでから本塁へ送球し、三塁走者・門脇誠内野手(24)が、ヘッドスライディング。クロスプレーとなったが判定はアウトで、ゲームセットとなった。
阿部慎之助監督(46)はリクエスト要求するも、リプレー検証の結果、コリジョンルール(本塁での衝突を防止するための規則)は適用されなかった。
阿部監督は試合後、ベンチから出て審判団に説明を求めた。
スポーツ紙の報道によると、阿部監督は審判団とのやりとりについて、「コリジョンの説明を受けたんですけど。流れの中で起きたからOKという。それが一応確認できました」と説明したという。
「阿部監督が、抗議してくれたのは良かったと思います」
インターネット上では、本塁でのクロスプレーをめぐる審判の判定と、阿部監督の言動が大きな話題となった。
Xでは、「このままでは野球が面白くなくなるし野球離れが起こりそうだ」「巨人に同情するわ」「いつの時代も正直者はバカを見る」「流れの中で...はわからなかったよな」「阿部監督が、抗議してくれたのは良かったと思います」「ファンの思いを代弁してくれました」「あれはコリジョンですよ!」などの声の他に、以下のような阿部監督に対する厳しい意見も。
「抗議すると退場でしょ?確認と抗議は判別できないし、ファンにとっては同じこと。コレを許せば、際限がなくなる」「阿部監督は捨てゼリフ吐くなら門脇に言った方がいい」「審判団は、試合後であっても阿部慎之助監督を退場させるべきだ」「敗戦のたびに他責発言連発」「選手のせい、審判のせい...これでは士気も下がる」
3連敗のチームは借金「1」となり、首位・阪神とは、今シーズン最大となる15ゲーム差に広がった。阪神は優勝マジック「12」が点灯しており、リーグ連覇を目指す巨人は風前の灯火だ。