高津監督「あれはフェアだよ」
「テレビのリクエスト映像を、審判の方も見ていると思う。あれでは分からない。審判がボールの落ち際に、かぶっている。でも、素早く(3塁走者の)長岡(秀樹)が指摘していた。やはり、選手の目は動体視力とかを考えたら、すごいものを持っているから、一瞬フェアだと思った。でもファールだった。(判定を)覆すだけの根拠がない。そういう映像しかない」
そして、インターネット上で拡散された動画に言及した。
「どこにでもカメラがあるからな。みんな撮っている。俺もその映像を見たけど、完全に入っている。しかし、審判の方は1番近いところで見ている。あれでファウルというのだから。今、映像は編集ができる。(投稿動画は)それによるフェイクかもしれないし、これは分からないというのが正直な話。でも、あれが何の修正もなく行われていたらフェア」
さらに、リプレー検証で使用されるカメラの性能に触れ、改善の余地があると指摘した。
「今年はこうやって色めきたってもしかたがない。映像が悲しすぎるくらい粗いし、見えない、分からない。カメラの配置とか、そういうことを考えないといけない。(SNSで拡散された)あの映像が正しければ完全にフェア。リクエストがありながら、こういうことになっているようでは、やっている意味がないし、もっとひどいことになる」
スポーツ紙の報道によると、ヤクルト高津臣吾監督(56)は試合後、初回の判定について「何て言ったらいいのかちょっとあれだけど、難しいね。あれはフェアだよ。こっちから見てもフェアだし、(長岡)秀樹も『フェア』と言ってるし、多分、1塁ベンチから見てもフェアだと思う」と語ったという。