こういうのをドッチもドッチというのだろう。2025年9月5日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)で、金曜コメンテーターの長嶋一茂さん(スポーツプロデューサー)は、レギュラーコメンテーターの玉川徹さん(ジャーナリスト)に「面倒くせえ人だなあ」とあきれたように突っ込んだ。平日と休日の睡眠時間が変わるとよくないこの日の「羽鳥パネル」コーナーは、「猛暑で9月病が悪化する」をテーマに、とりわけ平日と休日の睡眠時間が変わるとよくないと指摘した。解説ゲストの内藤誼人・立正大客員教授は、「睡眠時間がずれると、数日たたないと疲労感も日中の眠気も解消しません。週末も平日と変わらない時間に寝る(起きる)ようにするとか、そういう心掛けが非常に重要になるわけです」と説明した。すると一茂は、「(体内時計を狂わせないために)休みの前日でも夜9時台には寝るようにしてます」と優等生の回答。ところが玉川さんは、「(翌日に出演のない)金曜の夜も、土曜の夜もだいたい(いつもと同じ時間に)眠くなるんです。問題は翌朝。ゆっくり寝ちゃうことがあって、普段は5時に起きてるんですが、土日は6、7時まで寝ちゃうことがあるんですよ」と話し、「(長く)眠れちゃう場合はどうするんですか」と内藤教授に聞く。内藤教授は「いいんですよ。(眠ることが)許されているんですよね、日曜だから」と玉川さんを安心させようと解説したが、「いえ、自分的には許したくないんですけど」と納得しない。「玉川さんの歳で」それを聞いていた一茂が、「(じゃあ起きればいいのに)面倒くせえ人だなあ、ホント」とからかう。と、玉川さんも「面倒くさいのはアナタ!」と応酬して、スタジオは大笑いとなった。一茂はさらに、「俺から見ると、9時間寝れるって相当貴重ですよ、玉川さんの歳で」と追い打ちをかける。司会の羽鳥慎一アナが「寝れるうちは寝る、でいいんですよ」と割って入ったが、羽鳥アナも、二人に挟まれて座っているコメンテーター廣津留すみれさん(バイオリニスト)も、「どっちも面倒くさいこじらせ屋なのに」と苦笑していたに違いない。(シニアエディター 関口一喜)
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