阪神優勝の「風物詩」道頓堀川へ飛び込み 「厳戒態勢」もむなしく...ミャクミャクに外国人も!29人ダイブ

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過去には死亡事故も

   道頓堀を訪れたファンに話を聞いた。

   長年阪神を応援している60代男性は「道頓堀は聖地なので、雰囲気を味わいたい」と訪れた。目の前に飛び込んだ瞬間を目撃したといい「川が汚いのでどうかなと思う。喜ぶのは、ほどほどにしてほしい」と話した。

   仕事終わりで自宅の尼崎市で優勝の瞬間を迎えたという20代男性は「今年の阪神は安心して見られた。年に何度もあるものでないので、すぐに道頓堀に行こうと思った」と明かす。道頓堀に飛び込むファンに対しては、こう眉をひそめた。「ハメを外しすぎでは」。

   一方で30代女性は、好意的だった。

「私も気持ちは飛び込みたい。タイガースが優勝したら飛び込まないと」。

   また、スポーツ各紙は号外を発行。22時45分には、JR大阪駅にほど近い商業施設「HEP NAVIO」前でデイリースポーツ、日刊スポーツの号外が配られ、ファンが集まった。号外を受け取った20代女性はそれを眺めながら、感想をこう語った。

「今年は優勝が早すぎて。号外を見て、初めて(優勝を)実感した」

   1985年の阪神優勝から始まったとされる道頓堀川への飛び込みは、優勝の際の「風物詩」とされている。

   朝日新聞によると、2003年の優勝の際は約5300人が飛び込み、男性1人が亡くなる事故も発生。23年のセ・リーグ、クライマックスシリーズ、日本シリーズと3回の優勝で延べ65人が飛び込んだという。

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