プロ野球中日、西武、阪神などでプレーした野球解説者の田尾安志氏(71)が、2025年9月7日にユーチューブを更新し、セ・リーグのペナントレースを制した阪神について、「143ゲームを素晴らしい成績で勝ち切った」などと称賛した。
「クライマックスシリーズの評価をそれほど大きく見ていない」
阪神は9月7日にホーム甲子園球場で広島に2-0で勝利し、2年ぶり7回目の優勝を果たした。9月7日の優勝は、90年の巨人の9月8日を更新し、2リーグ制後のプロ野球史上最速となった。
優勝マジック「1」で迎えたこの日、2回に1点を先制した。阪神投手陣が踏ん張る中、6回に近本光司外野手(30)の犠牲フライで1点を追加。試合はそのまま進行し、阪神が広島を完封してリーグ優勝を決めた。
テレビで古巣・阪神の優勝を見届けたという田尾氏は「(藤川)監督の優勝インタビューを聞きましたが、『そうだな』と思ったことがひとつありました」と切り出し、こう続けた。
「『143ゲームを勝ち抜くのは、1シーズンをやってきた成果なんだ』と。『クライマックス、日本シリーズ。こういう短期決戦で勝つ、負けるではないんですよ』ということをファンの人たちに伝えていた。僕はいつもそう思っています。143ゲームを勝ち抜く。これが本当の優勝だと思う。そこから後のクライマックス、そして日本シリーズは、実力通りになかなか結果が出ないことがある。そこでの評価をそれほど大きく見ていない」
今シーズンは、阪神が首位を独走し、2位・巨人に17ゲーム差をつけてのぶっちぎりVだった。セ・リーグの2位以下の5チームは、7日時点ですべて勝率5割を切っている。インターネット上では、10月に控えるクライマックスシリーズ(CS)の開催を疑問視する意見もあり、ファンの間で議論になっている。
24年シーズンはリーグ3位DeNAが下剋上
昨シーズンのセ・リーグは、リーグ3位のDeNAが、CSで2位・阪神、1位・巨人を次々と破り、日本シリーズに進出。日本シリーズでは、パ・リーグ覇者ソフトバンクを4勝2敗で破った。ペナントレースのDeNAの勝率は5割7厘で、かろうじて5割をキープしていた。
24年ポストシーズンは、DeNAの「下剋上」で幕を閉じたが、田尾氏は「1番価値があるのは、143ゲームのペナントレースを勝ち抜くこと」とし、楽天の監督時代を振り返りながら、次のように語った。
「ここ(リーグ優勝)を目指してどのチームもやっている。そういう点では、143ゲームを素晴らしい成績で勝ち切った阪神タイガースの面々は、すごい価値のあることをやった。(7日時点で)78勝45敗。うらやましいですね。僕は1年間、(楽天の)監督をやらせていただきましたが、39勝97敗(1分け)でした。よく負けました」
セ・リーグは、CS進出をかけた争いがし烈で、2位・巨人を3位DeNAが1.5ゲーム差で猛追。4位・中日と3位DeNAの差は3.5ゲーム。5位・広島は0.5ゲーム差で中日を追っている。
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2リーグ制後、史上最速優勝
⚾プロ野球(2025/9/7)
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