英ボクシング専門メディア「ボクシングニュース」(ウェブ版)は2025年9月8日、スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、32)の特集記事を公開し、挑戦者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン、30)陣営が井上の「弱点」を指摘したことを報じた。
挑戦者陣営「井上戦は非常に自信がある」
同メディアは「井上の弱点が露呈、アフマダリエフが井上撃破を狙う」とのタイトルで記事を展開。アフマダリエフを共同プロモートする英プロモート大手「マッチルームボクシング」のフランク・スミスCEOのコメントを紹介した。
「マッチルームボクシング」は、世界的なボクシング興行を手がけるスポーツイベント会社で、多くの世界トップ選手と契約しており、アフマダリエフとは共同プロモートという形で契約している。
「ボクシングニュース」の取材に対して、スミスCEOは「井上戦は非常に自信がある」と自信をのぞかせ、「井上という素晴らしい選手との素晴らしい試合だが、我々はアフマダリエフを信じている。何度も言ってきたことだ」と強調した。
そして、「井上選手は確かに素晴らしいが、最近の試合では明らかな弱点も見せている」と指摘した。
スミスCEOが疑問視したのは、井上の「打たれ強さ」だ。
井上は、スーパーバンタム級に転向して以来、防衛戦で2度ダウンを喫している。