「レシーブミス率が40%以上に急上昇」
一方、自国代表については「今回の世界選手権で数々の問題点を露呈した」と指摘し、次のように厳しい論調で評した。
「ミドルブロッカーの攻撃が単調であることや、バックロー攻撃の弱さといった課題は、ワールドリーグの段階ですでに明らかになっていた。若手セッターは、相手の強力なサーブに直面すると慌てふためく傾向があり、レシーブミス率が40%以上に急上昇する事態を招いている」
記事では、さらに中国代表の「問題点」を追求した。
「重要な局面では、若手選手のプレッシャーへの対応力とメンタルの強さが明らかに不足している。中国は今大会、平均年齢はわずか22歳。主要大会での経験が著しく不足している。準決勝進出国と比較すると、中国チームにはベテランのリーダーシップが欠けている。ブラジル、イタリア、日本、トルコは、いずれも復帰したベテラン選手が重要な役割を担っている。これに対し中国は、経験豊富なベテラン選手を招集しなかった」
今大会、中国は決勝トーナメント1回戦でフランスに1-3(20-25、25-27、25-22、20-25)で敗れ、準々決勝進出を逃した。複数の中国メディアが、4位に入った日本と比較し、自国代表の低迷を批判的に報じた。